(以下は2003.09.04に書いたものです)
保育士×園長。美人受け。
保育士の永瀬は園長先生の態度を見て、自分が園児と同レベル扱いされている、と憤っていますが、あの場合、園長が園児と同レベルなのでわ……。
ところで、実質園を仕切っているであろう女性保育士たちの顔は1コマたりとも登場してこないあたり、ボーイズの鑑と申せましょうが、しかし園長が物腰柔らかな細面の美人さんすぎて、ビジュアル的にも話の展開的にも、女性キャラと差し替えて全然問題ないのが問題なような。むしろ私なんぞは、園長としてスーツ姿で肩肘張ってるうら若き女性、と思った方が、永瀬とのラブシーンの萌え度が高いんですが……(スンマセン)。
鷹統嫌いの学園長の差し金で、暁たちの高校生活に一波瀾が起きるかと思ったものの、大したトラブルにはならなかったですな。
暁は珠貴に指摘されたことを気にしていろいろ考えてる風だけど、肝心の怜が相変わらずなので(すぐに「暁は… 俺がいなくなってもいいんだ…」なんて口に出すのはやめんしゃい)、結局、何も変わらなかったなー、という印象が。
もうちょっと暁がしっかりしてるか口が達者ならいいんだけど、焦ると途端にアワアワ君になってしまうので、ややこしい誤解シチュエーションにはまったら、ひどくこじれてしまいそうで、やや心配な二人です。
まあ、それでも怜の表情が豊かになってきていて、読んでいて楽しかったです。今後も暁とベタペタするだけでなく、珠貴君とガツガツぶつかって応答回路を増やしていって下さい>怜
それと、熊避けの鈴なら、もっとガランガラン鳴り響くデカイ奴じゃないと効果がないのではないかと。
侍×忍。年の差あり幼馴染み風味。
いざという時は自爆してでも己の正体を抹消しなければならないのが忍びの宿命。決して表舞台に出ることのない厳しい世界に身を置く晃太郎が、兄とも慕う侍の久兵衛と一夜を共にした後、熱く身体は重ねてもあくまで本心は明かさず、情に流されず、そっと旅立っていく様子が切ないです。多分、この晩のことが今後の晃太郎を支えていくのだろうなあ。
久兵衛への恋心とは別に、忍びとしての自分をわきまえ、そこで独り立ちしようとする晃太郎の強い意志がひしひしと伝わってくる、芯の太い作品だと思います。
カラー付き。
守護霊もの。
うーん、本来守護すべき人間に片想い中の守護霊が、ひとりヤキモキする――というのがこの話のポイントなんだと思うけど、守護霊と実体のある人間とがパッと見、区別がつかず誌面がゴチャゴチャしていて、話が判りにくかったです。キャラもコマ割りも単調なので、もう少し緩急をつけてほしいところ。
さまよえるタマシイの記録。 オチなしイミなしバカ日記。時間と心に余裕のある方だけどうぞ。
(注)相変わらず何かと時が止まっている人間の書いた雑記です。
えー、前回(?)は、『機動戦士ガンダムZZ』→カミーユ・ビダン→飛田展男→BLCD『君が好きなのさ』『可愛気ないっ』という流れだった訳なのですが、今回は手っ取り早く言うなら、『頭文字D』→中里毅→檜山修之→BLCD『お金しかないっ』(*1)→そして……という展開であります。
コトの発端は、『頭文字D』にハマって、ドラマCD「頭文字D 番外編〜黒い稲妻・新たなる不敗伝説〜」を聞いてしまったこと(*2)。
率直なところ、初めて檜山修之さん演ずる中里毅を聞いた印象は「随分ガナってるなー」。
それで、普通な感じでしゃべっている時はどういう雰囲気になるのかしら?という興味が湧いてきて、で、なんでプッツン鬼畜ストーカー役の『お金しかないっ』を買ってしまったのかは大いなる謎ですが、優しげなソフトヴォイスがじわじわとヤバ〜い方向に変化してゆく様子は大変にアヤシげでよーございました。本当に、そっと大事に置くように「綾瀬」と主人公の名を呼ぶのですね。最後はそーとーに情けなかったですが。(*3)
ただ、声のトーンそのものは、猫撫で系ソフト路線より、無愛想低音掠れ声の方がいいですのう、と例によってファンサイト掲載の出演作品リストを眺めながら、割と最近CSでちらちら再放送を見ていたので比較的記憶が新鮮な、ジョバンニ@『ロミオの青い空』の声なぞ思い返してみたりして。
ところで、過去の出演作の中でオヤ?と思ったのがあって、それは何の役かというと、日向小次郎(『キャプテン翼J』)。
実は中里声を聞いた時にもう一つ抱いた感想が「……日向声だなー」。
この場合の「日向」とは、『キャプテン翼』初代・日向小次郎(CV:鈴置洋孝)を指します。何だかあの「でいやぁ」声に似てる……と思ったら、檜山さんが2代目日向だったとわ。C翼第一世代としては、やはり日向→鈴置洋孝、若島津→飛田展男、そして実況アナ→村山明でないと納得イカン!という妙なこだわりがあって、リメイク作品は一切見たことがなくついぞ知らなんだのですが。
で、ちょうどCSで『キャプテン翼J』の再放送をしてるから、試しに、檜山版日向を見てみるかとチャンネルを合わせたところ。
……C翼については、大昔にいい加減燃え尽きたから今更焼けぼっくいに火はつかないだろうと思いながら、放送を見ていたのですがねー。あ、なんか日向@檜山も、これはこれでイイかも。というか、ふらの戦で、ヘロヘロになりながらも勝利と家計を背負って一生懸命グラウンドを走っている明和FCキャプテンを見ていたら、ヤ、ヤバイですよ、胸がときめいてますよ。あ、焼けぼっくいに火が……。それでまたファンサイト巡りです。バカです。
しかし、一番意外な役どころだったのは『腐った教師の方程式』の有沢敦。今まで散々あーだーこーだ感想を書き散らしてきた漫画の声を当てていたなんて、灯台もと暗しとはこのことか。一度聞いてみるべきなんスかね? でも有沢、苦手なんだよな……。
(以下は2003.10.04に書いたものです)
巻頭カラー。
産休教師×高2生。
トンデモ特殊能力というか、この手の馬鹿っぽさは決して嫌いではありませんが、というより、むしろ楽しく読んでしまいましたが、しかし性少年・皆口の赤裸々すぎる独白は、果たしてボーイズラブの範疇なのでしょーか。掲載誌か読者層を間違えているのでは?と思ってしまいましたなり。
上下関係有りの高校生もの。
うーん、割とシリアスな雰囲気の話なんだけど、忍の完全片想いという切ない方向に行くのか、堅吾もホントは忍が好きで実はラブラブ〜な方向に行くのか、ラストが不明瞭でちょっと中途半端な印象。読んだ感触では「ラブラブ路線なんだけど堅吾の嗜好により鬼畜モード」になりそうだけど、切ないなら切ないで思い切りやっちゃって下さい。続編希望。
カラー付き。
社会人系。プチ監禁もの。
ううううーん、話がもったりしていていまいちノレなかった感じ。人一人半監禁しておいて反省している風にも見えない主人公にも、名前に負けず海より広い心の持ち主の広志君にも感情移入できなかったしナー。
一度のHですべて解り合ってしまう話に「そんなんアリかー」と思うことしばしだけど、無闇にベタベタを繰り返されても、一度乗り損なった船には乗れないものなのですな……。
……っていうか正直なところ、読んでいて広志君のトイレ事情が気になって気になって(だって酒は入ってるし身動きはとれないし下手すれば目覚めた主人公の眼前に世界地図が展開されていてもおかしくはないってのになのに主人公は更にあんなにいじくり回すし)、主人公の心の傷どころではなかったのでした。すまぬ。
犬猿の仲の料理店の跡取り息子たち。
晴海のことより二人の前に立ちふさがる障害の方を愛していそうな天川は一筋縄ではいかなそうなキャラですね。
性格から趣味嗜好にいたるまでことごとく正反対で、いったいこの二人がどうやって恋に落ちたのか、まったく謎なカップルですが(と主人公も思っている)、設定先行な話、というより、有り得ない設定の中に突然放り込まれてしまった主人公、というようにも見えました。メ、メタ?
カラー付き。
ギターに残っていた霊魂と中坊。
うーむむ、順大と若く見える母親の関係がよく掴めなくて、ちょっと困惑しながら読んでました。(はじめ後妻かと思ってた) 家庭内での順大の立ち位置をもう少し具体的に示してほしかったところ。
山場での順大の、幼さの残る泣き顔は結構感動的。でも、その後のHの激しさは中坊のワザではないような……。
そしてその後の順大弟の兄への懐きようはとても可愛い……んですが、まさかこの後兄弟801になってしまうワケではないですよねー!?
寮住まいの高校生×高校教師兼寮監。オヤジ受け。
例によって二人の間の主導権を握っているのは、一回り以上年若い攻めなんですが、お話の主人公は先生の方。03年5月号掲載『ちょっとまて!』の時もそうだったけど、オヤジ側が主人公の話の方が、少女漫画ちっくな仕上がりになるのですな。素敵。
カラー付き。
大学生もの。
登場人物が曲者揃いで、私も久々に眼鏡センサーが作動したりして、楽しく読了いたしました。ただ、微妙に枚数が足りなかったのかなー?という気配が。二つのストーリーが交錯して真相が明らかになるラストが、ちっと押せ押せ状態になっているので、もう少々余裕がほしかったところ。
それと智輝のところに送りつけられたDVDのフルバージョンを一度通しで見てみたいっすー。勿論カラーで。
順調にシリーズ化しているワタル君、ヤケクソまぎれの捨て台詞すら丁重に承ってしまう姿勢がさすがです。しかし御奉仕魂が満たされないと、挑発的行動にでるとは知らなんだ。ああんダンナ様……。
だけど、ワタル君得意のセックスカウンセリングを見ていると、納得半分欺瞞半分という気がー。
いま目の前に『幽遊白書』全19巻が積んであります。
地味に檜山声を追っかけて、CSでアニメの『幽遊白書』の放送を見始めたらこうなりました。ちょっと背中を押されたらDVDも全巻揃えてしまいそうな鼻息です。当然、飛影@檜山狙い。おかしいなあ。連載時(*1)のイチオシキャラは桑原だったはずなのに。そしてやっぱり夜毎のファンサイト回り。寝不足の目をこすりこすり、でも、やめられまへん。こうなると二次創作がネットで手軽に読めるというのも、最早呪いに近く。(*2)
7月からは、CSでまたしても最初から『キャプテン翼J』『ロミオの青い空』の放送が始まるし、『幽遊白書』もあるし、なかなか楽しくなりそうです。まあ、もうちょっと新しいものにも目を向けようよ、自分……という気がしなくもないですが、いや問題はそんなところじゃないだろう、とよーく判ってはいるのですが、ま、楽しければオールオッケーってことで。
そうそう『機動戦士ガンダムSEED』でもアズラエル役で檜山さんが声を当ててるんだった。そっちもチェックしなくては。
……あああ、しょーもなー。