(注)これは何かと時が止まっている人間の書いた雑記です。
この間、CS放送で流れていた『機動戦士ガンダムZZ』を見ていたところ、ふらふらと出てきた前作(*1)主人公カミーユ・ビダンがあまりに可憐だったため、うっかり萌えてしまう。
あらあら、主役を張っていた時はそんなにタイプでもなかったのにおかしいわねーと思っているうちに、キャラ萌えが何故か声優萌えに転化してしまう。カミーユ役の飛田展男さんは私の中では「待て、キーパー交代だ!」な人(*2)なのだが、あの時は声には別段注意を払わなかったのにねえ……と思いつつも、いつしかネット上で出演作を検索しているのであった。ファンサイト万歳。
しばらくの間はおとなしくCSでやっていた『ちびまる子ちゃん』とか『アキハバラ電脳組』とか『超人ロック』とか『サイボーグ009』などを見ていたのだが、段々物足りなくなってきた私は、どーせならと近所のオタク本屋に行って、買ってきたのがBLCD『君が好きなのさ』。
ドラマCDに興味が薄く、その上BLCDともなると聞いてる方が照れてしまうので、今まであまりその手のCDを聞いたことがなかったのだが(*3)、原作を知らないのが却って幸いしたか、喘ぎ声のシーンもすんなりと通しで聞けてしまう。謎の多い展開だったが(*4)、声色一つで様々にキャラの感情を演じ分ける声優の方々の仕事ぶりは、本当に見事だった。
ただ肝心の飛田さんは渋い声での登場だったため、カミーユ声が堪能できず、それが心残り……。
という訳で、次に聞いてみたのが、飛田さんのオカマ声が好評を得ているらしい『可愛気ないっ』(*5)。
……実は、今までずっとBLCDは原作の小説や漫画に付随するもので、「声」目当てにこれらCDを買う層があるというのがいまいちピンと来なかったのだが――まさに雷に打たれたように理解した。water!(*6) だだだって、海千山千のオカマ声もいいが、不意に男口調になるところが、カッケーのだッ。エッチなシーンでも何でもないが萌え萌えだ。そこだけ何度聞き返したか知らん。普段のテキパキしたしゃべり方から、ひょいっとモードが変わって、キャラのもう一つの顔が見えるような……もう、たーまーりーまーせーん。もっとその声でしゃべってくれー。ハァハァ。CDっていいなあ、何度リピートしてもヨレたり伸びたりしないから。
が、まあ、これ以上はBLCDにはハマらないだろう、と思う。だって、数を揃えるには単価が高い。雑誌の目次をせこせこ表にして喜んでいるのを見れば気づかれると思うが(*7)、私はコレクター癖というかリスト癖が強いので、こんなところで性癖を発揮しては、たちまち財政上の危機に陥ってしまう。
でも、飛田さんが攻で何だか凄いらしいという『ラ・ヴィアン・ローズ』とか鈴置洋孝さんご出演の『お金じゃ買えないっ』は一度聞いてみたいかも……、などと思っていたら、近日発売の某18禁ボブゲー(*8)のキャストに飛田さんの名前があるではないか。どういうタイミングの良さなのだ。なかなかゲームキャラのビジュアルもよく、シカモ(*9)陵辱度が結構高め。そしてある意味バカゲー? なんて魅力的な。
しかし私は多分、このゲームを買わないだろう。何故なら、マイパソはこのゲームの動作環境外だから……。まさかこのためにパソコンを買い替える訳には……。
後日談。
男の喘ぎ声が手軽に聞けるとは、何ともいい時代になったものだなあ、と思っていたら、部屋の整理のついでに久々に聞いたCDの中で、岡村靖幸チャンが盛大にお喘ぎであった。何事も先駆者というのはいるものであることよ。
10/20の 創作JUNE系同人誌即売会「J.GARDEN」に行ってきました。
迷うこともなく無事に辿り着けた会場・池袋サンシャインシティ文化会館2階Dホールは、過去最大の673サークルが直接参加というだけになかなかの盛況を見せており、いそいそと私もその中に飛び込んだ訳ですが。
好きなサークルさんの新刊は出ていました。
でも、買えませんでした。
もたもたしているうちに「完売御礼」。……なんですってー?
売り切れ御免は同人の習いとて、あんまりですわーん。ちらりと表紙だけは拝むことができたのですが(人が買ったヤツ)、これではいったい何のために出かけてきたのやら……。
聞いてみたところ、もし冬コミでスペースが取れていれば再版をかけたい、ということなので、是非是非っっとお願いはしてきたのですがー。
一番欲しかった本を手に入れられなかったのはダメージが大きかったですが、でも作者の方とちょっとお話が出来てやや浮上(*1)。その他の本はぼちぼち買えたし、イベント自体は悪くなかったと思います。通路が広くて、歩きやすくて良かったし。
まあ、何にせよ次は冬です。休み取れるかしらん。
ところで、大手サークルで行列している間、周囲の方と話をしていて大変楽しかったのですが、サークル前に来た途端、それまでの和やかムードは雲散霧消、挨拶も何もあったもんじゃなく、我先にと本に手を伸ばしていたのが、皆欲望に忠実だなあ(*2)、と思ったことであります。そしてそのことに思い至ったのが宿泊先に帰ってからだったという私ももちろん同類なのでした。ちゃんちゃん。
[ 学園祭の出し物として生徒会では「ロミオとジュリエット」を演ずることになる。織人・梓のロミジュリカップルに複雑な隆也だったが……。 ]
巻頭カラー。
02年8月号・9月号の続編。生徒会もの。
見た目お似合いな織人と梓が実は許嫁だった!?なんて話も出ちゃったりして、いまいち自分に自信が持てない隆也くんは大層お悩みですが、その方向で話を引っ張られるとちょいとこの先鬱陶しいかも。
それにしても隆也ってつくづく、やり過ごせばさらりと済んでしまうところをいちいち真正面から体当たりしていくキャラクターですのう。そういうクールとは無縁な性格だからこそ、“君主サマ”こと織人は彼のことがお気に入りなのかもしれませんが。
ところで隆也の友人、真名月侠吾にちらりと新キャラが絡むところがありましたが、これって事実上隆也に振られた侠吾に新たな恋の予感……って前フリなんでしょうかー? 彼にはフツーに彼女作ってやれよ……と思ってしまうんですが。(早手回しでスマン)
[ 高宮からの電話は史貴の死を告げるものだった。信じられない怜二だったが……。 ]
シリーズそのものの最終話。
これで完結だなんて全く予想していなかったので、いやびっくりしました。でも思えば“So Long”で“last rain”だなんてくどいほどのサブタイトルは初めからそのことを示していたのですねー。重要人物である将伍と史貴、二人の死が思いの外あっさりしていたのがやや残念ですが、ラストで直也が怜二を迎えにくる場面はやっぱりほろりときちゃいますね。まったくツボを心得た話づくりでございます。次回作にも期待していますので。
描きおろし付きのコミックス11巻は来年1/10発売予定。
[ 新人青年漫画家の岡部知春は官能小説家・椿東悟の小説に挿し絵をつけることになるが……。 ]
カラー付き(2C)。
小説家×新人漫画家。
ううーん、エロ作家がウブな漫画家を開発するってえと、どうも高口里純『PINK』(*1)を連想してしまうのですがー(こっちは原作者×漫画家か)、そいでもって比べちゃイカンと判ってはいるのですがー、しかしどうしても比べてしまうのであってー、ええと、とりあえず、フェロモン系で強引なくせにうっかり受の色香に煽られてしまう攻とか、感じやすすぎる受とかは禁じ手にしてみてはどうでしょうか。あと『トクントクン』も禁止の方向で。
[ 落ち込む七嶋を目にして独占欲にかられた葉山は、思わず彼の身体に触れてしまうが……。 ]
リーマン系。
複数のセフレがいたりと下半身方面では節操なく過ごしてきた葉山が、自分と正反対な七嶋に惹かれてセフレ関係の彼女たちと別れたり、七嶋のことを思って涙したりと、思わぬ恋愛感情にハマッていく様子が、いっそ初々しいほどです。動機不純でしかも正攻法でもないかもしれないけど、仕事熱心なのも働く社会人らしくてマル。
ただ台詞部分の吹き出しを楕円にして且つフロートにされると、どれが誰の言ったことなのか判りにくいので、できれば誰の台詞か判別できるようにしてもらえると有り難く。(と、前にも誰かの感想で書いた気が)
[ 行き倒れていた吸血鬼のアルに懐かれてしまった悠人。アルは留学生になりすまして悠人の学校にまでついてくるが……。 ]
吸血鬼×高校生(or中学生)
「こうでもしないと悠人には解らないだろ?」ってさー、どうして相手の受け取り方が悪いと腹を立てる前に、自分の伝え方が悪かったのではないか?と一瞬でも思わないんだろう。それに「だけど悠人が好きだから力で奪いたくはなかった」ったってさー、実際力で奪った後に言われましても説得力のカケラもございませんのことよ?
[ アーチャーは更正院内黒人最大派閥フォートアパッチのリーダーに接触するが……。 ]
カラー付き。
久々登場。話が切れ切れで粗筋を忘れてしまいそうです。マーフィーやらアイスは今どうしているのでしょうか。
それにしてもアーチャー、何だかガキっぽくなった……、もとい、少し若返ったような。同年代の仲間が出来てリフレッシュしたのかしらん。その一応仲間のはずのグレイが何やら意味深な発言をしていたようですがその真意が気になるところ。
コミックス11月発売予定。(*2)
[ 詢之介をかばって爆発に巻き込まれたカイは重傷を負うが……。 ]
前回に引き続きコマがぎゅうぎゅうなので、かなり読みにくいっす。殊に冒頭のシーンはもっと引いた構図で全体を見せてくれる形にしないと何がどうなっているやらワカランチンです。エヴァンスとハーストの外見上の差があまりなくて混乱するし、フレッドが裏切り者としてトドメを刺そうとしたのはカイかと誤解するし。結局、カイはハーストを撃ったんでしょうか? もしそうなら効果音(銃声とか)だけでも入れて、はっきりそうと判るようにした方が話が引き締まるような気がします。
で結果的には、フレッドとカイが兄弟で対立している隙に水面下では二つのたくらみが進行していた、という話でいいのかな? 登場人物それぞれの思惑や想いが絡む結構スケールの大きな話だったのに、それが連載最中はあまり感じられなかったのが残念。もったいない。
個人的にはカイ×詢之介よりエヴァンス×カイをキボー。それと詢之介がそれなりにエヴァンスに懐いているところも見たかったかなー。
[ 夜の公園にいた雪村を自分の部屋に連れ帰った千秋は彼をベッドに誘うが……。 ]
親しい間柄の人間より、むしろよく知らない相手の方が、打ち明け話をするにも慰めてもらうにも適しているような場合が時にはあるんじゃないでしょうか。一度付き合い方が決まってしまった人間関係を乱すのって案外とパワーが必要だったりするからして。
さて、雪村側の家庭の事情も少しずつ明らかになってきましたが。雪村はともかく、千秋の行動は痛さ半分イタさ半分という感じなのですが、今後どうなるんですかね。
[ 寿司職人修行中の姫野は、伯爵こと留学生クリスティアンに己の寿司について屈辱的な一言を言われて以来、伯爵を見返すために修行に力を入れていたが……。 ]
スウェーデン留学生×寿司職人。
第1話の殿下×御前(名取淳哉)で話を押し進めるんじゃなく、“美男の殿堂”を舞台に住人たちが回り持ちで主役を務めるタイプの連載なのですな。今回は、伯爵が姫に押せ押せで迫ってるけど、できれば姫×伯爵路線でいってほしいなー。
ところでハシラの人物紹介がいろいろタメになりましたが、本来あそこに書かれているようなことは漫画の中でさりげなく説明すべきものなのではないかという気が。それと、姫が完璧だとうっとり眺めている一反木綿は実際は何なのですかー?
今回の表紙は、珍しくすっきり系のレイアウト。
読者コーナーでお相撲ボーイズを敬遠しているミキオ君にはゆめのおとめ『あしたのひまわり』をオススメ。つか、その昔、マガビーでも相撲ギャグ漫画載ってたやん。(確かに浮きまくっていたが……)
ゴールドはどう考えてもあの地の色・緑のページは失敗でしょう……。目がイタイ。
コミックス案内や次号予告を見て思ったのが、だんだん煽りがロコツになってきたなーと。(*1) そんなアダルト指向なゴールドは創刊8周年を記念して4月号にオリジナルカレンダーが付録でついてくるそうです。何かアンバランスですな。しかし……ねえ、本当に会社に置いて使うの?>読者モニターの人
b-BOY Zips35「スウィートホーム特集」では新婚夫婦の愛の巣にお邪魔したり朝ご飯をアポ無し取材したりするそうな。「新婚さん特集」(VOL.20)でやったあの砂吐き企画をまたやるのかい。ところで、ゴールドの松平徹『Snow Drop』末尾に「b-BOY Zips35でこの番外編が読めるよ」とあるのですが、予告に名前がありませんよ……。