[ 看病して貰った礼を言うため、風間を待っていた上智だったが、嫌味な対応をされて……。 ]
王道グローイングアップストーリー。
上智君は、大昔の舞台経験の詳細は記憶に霞がかかってるようだけど、くっきりと思い出す日は来るのかな。(来るんだろうな)
そいでもって……黒川さん、今回眼鏡してるシーンと外しているシーンとあったのですが、眼鏡かけてる場面の方が、表情によらず確実に見ていて楽しい――同一人物なのに――というのは、やはり眼鏡の存在に反応してるってことですわなあ。我ながら、不思議なツボですわ>眼鏡萌え属性
さて、先輩方を押しのけて新番組主役に抜擢された上智君ですが、今後の展開や如何に。
[ 生徒の宗方和記とつきあっている保健医の田上蓮次。実は和記は早世したかつての蓮次の恋人が転生した姿だった……。 ]
カラー付き。
b-BOY Zips27(心霊特集)掲載『君に囁く未来』、b-BOY LUV4(フェロモン特集)掲載『君に囁く楽園』の続編。
高校生×校医。(中身は先輩×後輩)
あ、あにょー、この腰くだけなコトの真相はいったい……。ギャグ? ギャグなのですか? ここは笑うべきなのー!? などと、しばし混乱してしまった一作でした。作品的なシリアスさと作者の持ち味のホラーと雑誌の要請かラブラブが不気味にブレンドされてるって感じですかねェ。
[ 便利屋に頼んで部屋の清掃をし、心機一転をはかった夏目だったが、後日、便利屋のバイト・吉武が部屋に落とし物をしたと訪ねてきて……。 ]
監禁もの。大学生×社会人。
……は? あのー、すんません、この原稿途中までしか載ってないみたいなんですけどー。
つか、こういうぶったぎりオチも有りは有りなんでしょうが、今に事態を大転回させるようなすごい事件が起こるんだろうと、ムカつく闖入者の態度を我慢しながら読んでいた私の努力はいったいどう報われるのでしょうか。ららら〜。
[ 義経は、兄・頼朝の命を受けて平氏討伐に乗り出すが……。 ]
02年12月号の続編。
時代物。弁慶視点。
うーんんん、日本史でも有名なところですが、メインが頼朝×義経の葛藤なのか、弁慶×義経の愛情なのか、はたまた義経の華々しい活躍なのか、焦点がブレて結局虻蜂取らずになっている感じ。ページも全然足りてないっぽいしなー。ここぞという1シーンに限定してしまった方が印象的だったかも。
[ 相楽管理官に急接近する兄に釘を刺す馬掘だったが……。 ]
このままでは刑事物の意味がないのでわ……というヌルイ展開が続いていたところに銀行強盗事件発生。シリアス気味の引きで以下次号となってますが、その手前、電話でやりとりする馬掘兄と相楽の場面、互いにファーストネームでの会話ってのはなー、仕事に私情を挟んでいるようで何かイヤンなのですが。公の時はあくまで公の顔で押し通してほしいです。(そういう意味ではトラの同僚達もかなーり邪魔)
次回最終回。
……ところで、作者のオヤジキャラって結構好きだったりする訳ですよ。描き方も堂に入ってるしね。で、ものは相談なのですが、美人受けはひとまず脇においておいて、そろそろどーです、年上受け。率直に言ってオヤジ受け。え? ダメ? 却下? かなりマジなんですが〜。
[ カード使いが荒い由利は気づけばいつも貧乏生活。母子家庭で、妹たちの世話と家事を引き受けている、隣人の大学生・和真がよく作りすぎている料理を食べてやっているつもりでいた由利だったが……。 ]
大学生×社会人。
見栄張り人生24年の由利が、いらんこと口走ってどんどんドツボにはまってゆく様子が、いかにもらしくて笑えます。
どんなに誰かから想いを寄せられても、どうしても恋愛感情が持てない、嫌いではないがそういう相手として見ることができない、というのはそう珍しいことではないと思いますが、ボーイズものではかなり珍しい展開かもしれません。それだけに、和真との関係を絶とうとした由利の心情をもっと詳しく描いて欲しかったところ。
しかし、壁薄いってのに、あんな騒ぎを起こしてしまって大丈夫か、和真にーちゃん。すべて自分ちに筒抜けなのでは。まあ、妹は理解がありそうだから平気か……。むしろ慰められているかもしれんし。